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ひとりの時間と、家族の生活をつなぐ家。

ひとりの時間と、家族の生活をつなぐ家。

「静かな書斎がほしい」という父親。
「広々としたパウダールームや、機能的な家事動線が必要だ」と願う母親。
「プライバシーを保てる部屋がないと・・・・・・」と考える子どもたち。

それぞれのオーダーを個別の部屋としてかたちにすることは簡単です。
でも、住宅は部屋(箱)の連続で構成されるもの。
個別にデザインしてしまうとバラバラになってしまいます。
だから、家族それぞれの個性や想い、生活スタイルをどのように分け、
そのようにつないでいくのかを考え抜き、時間をかけて設計しました。

1階と2階をつなぐ階段は、途中からステップの材質を変え、
ゆるやかに上下をつなぐ場をしてデザインしています。

書斎はベットルームの隣にレイアウトし、扉を設置。
家族の気配は感じながらも視線を気にせず、
先に眠っている家族を起こさずに使用できるよう配慮しています。

家事室はキッチン周りに集約。
母親の家事を効率的にする動線を確保しながら、
快適な居場所としても機能する設えに。

もちろん子ども部屋もしっかりと確保。
とは言え、快適なリビングや本棚前の共有スペースをつくることで、
こもりがちにならない仕掛けを用意しています。

目指したのは、ひとりの時間と、家族の生活を上手に切り替え、
共有スペースや時間の使い方ををそれぞれの意思に委ねる住まいの在り方。
適度な距離感と、安心感がある、優しい家が生まれました。