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column・・・012家に入る前に一息つく場所、ポーチ。

道路から玄関扉の間のスペースであるポーチ。

家の外と中を繋げる「間」であるこのちょっとしたスペースは、
家に住むことにとても大きな影響があります。

ポーチとは、どういった場所でしょうか。

日本には古くから「露地」と言われる、
茶室へ至る通路がありました。

茶室へと続く通路を歩くことで、俗世間から離れ、
茶室へ入る前に心をゆっくりと整えるという意味合いがあります。

言わば、心の準備空間が露地です。

では現代ではどうでしょうか。

この「ポーチ」が露地の役割となります。
家についてすぐ玄関ドアではなく、
「これから家に入りますよ」と一呼吸置く場所。

この「間」が、家に入るという行為に物理的な奥行きだけでなく、
精神的な奥行きをもたらします。

日々出かけ、帰ってくる場所。
家に入る前の一息つく場所であるポーチにも、
ふと目を向けてみてはいかがでしょうか。

四季の移り変わりや時間帯により、
新しい発見があるかもしれません。